川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

めはじき 川崎なつ

朝、隣町に行き三人でいつものコースを楽しく走り・おしゃべりして来ました。我が八重山郡では、郡外から・への移動は控えるとのことで、近くの友もそれで島に帰って来れないようです。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、型破りの教育者の川崎なつ。奈良県に生まれ、家が貧しく月謝のいらない学校を選んで教師をめざす。小樽高女・東京女子大文化学院・津田英学塾で教える。授業では脇道にそれ、女性史など感極まって唾を飛ばして話し人気があった。戦時中は保護司にもなり、女性思想犯とぼけ通して応援するなどした。戦後も参議院議員を経て母親たちの応援を続けた。

「めはじきの強いじゃりン子人助け 川崎なつ に感じて 端遊」

めはじきが8月の季語です。めはじきは淡紅色の花を咲かす雑草ですが、短く切った茎をまぶたにつっかい棒し、勢いよく目を閉じてつっかい棒を飛ばすという昔の遊びが由来です。ネットでは大変危険な遊びのように書いてあります。なつは、通う電車内では傘を真ん中に仁王立ちし、その傘に風呂敷包みを下げていました。めはじきの強いじゃりン子だったろうな・・・


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