川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

見えぬ壁 斎藤百合

土曜日の夜は隣町の友と久しぶりにお店で飲み、さらに近くの友の家に押し掛けて飲みました。で、日曜日はお盆でもあり、おとなしく「ソフィーの世界」を読んだりして過ごしました。今日の朝は海で泳いで来ました。帰って来るとすぐに空が真っ黒になり激しい雨が降ってきました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、盲人女性のための教育・福祉施設を設置・指導した斎藤百合。愛知県で旅回りの浪曲師と家出娘の子として生まれる。3歳の時はしかで失明する。10歳で訓盲院に入り学問に目覚め、20歳で東京盲学校師範科に学び、24歳の時、恋愛結婚をして4人の子を設ける。28歳では夫の協力により東京女子大学に入り英文学を学ぶ。盲人女性に対する差別・生活の難しさを見に染みて、37歳から婦人会を立ち上げ、盲人女性自立のための治療室、点字教室、編み物教室などの設置・指導をする。

「星月夜手を取り挑む見えぬ壁 斎藤百合 に感じて 端遊」

星月夜が8月の季語です。満天の星と優しい月に見守られている盲人夫婦の二人を想像しました。自分の生活や子育てだけでも大変なのに、頭が下がります。


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