川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

大文字我に 伊藤野枝

昨日、役場に本の借用申し込みに行ったら「明日来るかも」と言われて感激しました。県立図書館の窓口が本当にできたんだ!それから初めての食堂に入ったら、雰囲気も味もすごく良くて、レストラン兼喫茶店が出来たと、嫁さんと乾杯しました。島がグンと楽しくなりました。今日の朝は海で泳いで来ました。初めて、4回とも行って来いの位置がほぼ同じに出来ました。もし本が来たら早速読みたいので、ブログは午前中に書くことにしました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、女性解放を奔放に行い、憲兵隊に虐殺された伊藤野枝。福岡県に生まれ郵便局に勤めたが、東京に出奔し辻潤と同棲・結婚する。雑誌「青鞜」で活躍するも、のち編集を放棄してこれを休刊[にする。不倫を堂々と行い、夫を捨てて大杉栄の妻、愛人と四角関係を演じた。世評にわがまま、奔放と言われた反面、現代的自我の精神を50年以上先取りして、堕胎・売買春・貞操などを題材とし、多くの評論、小説や翻訳を発表した。甘粕事件で憲兵に殺害された。

「大文字我にお上に天罰を 伊藤野枝に感じて 端遊」

大文字が8月の季語です。精霊送りのため大の字に焼かれます。遺体は肋骨が何本も折れ激しい暴行を受けた虐殺でした。7人の子供を設け、評論・翻訳活動も充実していたことが慰めです。野枝はカレーライスを金だらいで作ったり、鏡の裏をまな板にするなど、あらゆる面で奔放大胆だったようです。こんな野枝を感じたのか、習字を書いていたら涙が出てきました。気持ちで書いたので一本調子になりましたが、嫁さんは誉めてくれました。


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