川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鈴虫 高橋くら子

朝、今日は潮位が低く浅いので海沿いを走ってきました。初めは足が出ませんでしたが、後半から快適に走りました。嫁さんは今日も米寿のお祝いの手伝いに行きました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、水平運動で活躍した高橋くら子。長野県の県下最大130戸の被差別部落に生まれ育つ。部落から最初の女学生として高等女学校に入り差別に苦しみ17歳の時、長野県水平社創立大会で少女弁士としてよく透る声で団結を訴える。後、東京から来た同志と結婚し3人の子を儲けるが、夫の不慮の事故死の一年後に、32歳で長年の拘置所生活がたたり亡くなる。

「鈴虫のリンリンと哭け被差別を  高橋くら子  に感じて  端遊」

鈴虫が9月の季語です。鳴こうとして羽を正面に向けた姿は凛としています。習字は鬼太鼓座を聞きながら思わず力が入り、高橋くら子の名前まで筆が震えてしまいました。


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