川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

薬掘る 籾山政子

昨日と違い夜中に足は吊りませんでした。やはり、頭と体の緊張が足の吊りの原因かな・・・で、朝は隣町に行き三人でいつものコースを楽しく走り・おしゃべりして来ました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、医学地理学を開拓した籾山政子。東京に生まれ「氷河」や「アルプス」という言葉に魅かれて地理学に目覚めた。東京帝大の研究室で勉強したり、日本女子大に通いながら独学したりで、戦時は東亜研究所で熱帯資源や風土病の研究を手がけた。戦後は気象研究所に勤務し、同時に医学部研究生として気象医学を探る。地理は好きだが蛇が怖いので、資料から研究する医学地理学を開拓し49歳の時「季節病カレンダー」を発表する。

「山得意薬掘るのは蛇怖い 籾山政子 に感じて 端遊」

薬掘るが10月の季語です。晩秋になると植物は葉を落とし、薬用になる茜・桔梗・竜胆などは根に養分を蓄えます。政子は男女同権にも積極的に発言し、夫婦別姓の実践者です。


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