川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

身に染む 笹本恒子

昨日は、迷いながらWiFi を携帯のクラウドsim に申し込みました。来年から東京に少し長く居ようと思ったからです。こんな日本の端で本当にうまく使えるのかな・・・また、今日から音楽を聞きながら走ることにしました。歳のせいか、疲れを忘れさせてくれる音楽が以前より有り難く感じました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、初の女性報道写真家の笹本恒子。東京に生まれ子供の頃は絵が好きで、26歳で国内で最初の女性報道写真家になる。日本が真珠湾を攻撃して太平洋戦争が始まる前年の1940年のことである。入社した写真協会は、内閣情報部の国策機関であり、フィルムの入れ方から教わってのカメラウーマンであった。1年後に兄の強い反対により退職した。戦後はふたたびカメラを持ち、マッカーサー夫妻にポーズを頼んだ時は「天皇マッカーサーに声をかけるのは御法度なのに」とあきれられた。
「カメラ手に身に染む戦ちゃっかりと  笹本恒子  に感じて  端遊」
身に染むが10月の季語です。本来、身に染む戦も、恒子の天真爛漫な性格は軽々と越えたのかな・・・71歳で著名な女性を集めた写真展「昭和史を彩った人たち」で写真家として再々復帰し、その後は吉川英治文化賞ベストドレッサー賞などを貰っている。


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