川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

僕のアーカイブ 23/23

最後のアーカイブ、僕の別の「唄とお面のブログ」から川柳と習字の分を載せます。

8月7日

朝、今日も海で泳いで来ました。一段落してから、歳時記の魚や昆虫を調べ、写真から自分なりの印象・・・カワイイ、フテブテシイ、キモチワルイ等をメモしたりしました。魚や昆虫で季節を感じるなんて無かったな・・・

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、スラム街の保母として活躍した徳永恕(ユキ)。東京に生まれ、女学校在学中にスラム街にできる幼稚園を知り、夏休みに手伝い卒業後勤める。学童保育を行い、日本初の母子寮を作り、五銭食堂なども開設する。戦後は多くの戦争孤児を引き取る。いつもゆうゆうとかまえて、大黒柱的存在だった。

「でんとして母子(ハハコ)助ける南瓜なり 徳永恕(ユキ) に感じて 端遊」

南瓜が8月の季語です。失礼とは思いましたが写真の雰囲気から選びました。青鞜の読者だったようですが、女の解放は語らず、目の前で困っている母子の立場に立ち柔軟な対応をし続けた実践の人です。恕は見た目がキツい字ですが、思いやり、同情、慈しみ、許すという意味です。


f:id:tanyuu4792:20201129094139j:image