川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

日向ぼこ 25 舒明天皇

朝、隣町のランが休みになったので、ゆっくり起きてバイクを漕ぎました。島は例年なら汗ばむ日もあるのですが、今年はヒューヒューと風が鳴り冬が来たようです。

今日は「日本史1200人」の第25番の舒明天皇(593〜641)です。

先代の推古天皇は、628年に崩御した時、継嗣を定めていなかった。蘇我蝦夷は群臣に諮ってその意見が田村皇子と山背大兄王に分かれていることを知り、田村皇子を立てて天皇にした。これが舒明天皇である。政治の実権は蝦夷にあった。在位中、最初の遣唐使を送り、唐からの高表仁の返訪を受けた。唐には使者の他にも学問僧や学生が渡り、百済新羅からの使節も訪れた。

「唐 (カラ)思い行楽などし日向ぼこ 舒明天皇 に感じて」

日向ぼこが12月の季語です。舒明天皇有馬温泉や伊予温泉に行幸しています。また、天香久山に登り、あちこちから炊煙が立ち上り、多くの水鳥が飛び立つのを見て、いい国だなァと詠んだ句が残っています。無害の天皇に徹したのかな・・・

習字は、寂しいけど無害な天皇を演じている様子を表現できたらと、書きました。何しろ蘇我蝦夷が生殺与奪を握ってます。


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