川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

都鳥 28 高向玄理

 朝、習字・川柳の合間に・・・やっぱり囲碁しようかな、と思い昔買った本やアプリを見ていました。それから、嫁さんの古いパソコンで年賀状を作れるか試しました。あっという間に昼です。

今日は「日本史1200人」の第28番の高向玄理(?〜654)です。

高向玄理(タカムコノクロマロ)は応神朝に阿知王と共に渡来した氏族の子孫。遣隋使・小野妹子に同行して留学する。640年に30年以上にわたる留学を終えて新羅経由で帰国する。645年の大化の改新後、新政府の国博士に任じられる。646年、新羅に赴き、人質を差し出させる外交交渉を取りまとめる。654年唐に赴き長安に至って3代目皇帝・高宗に謁見するものの病気になり客死した。

「唐新羅行ったり来たり都鳥 高向玄理 に感じて」

都鳥が12月の季語です。冬に渡ってくる、ユリカモメの別称です。「渡り鳥のように、お使いさせられるけど、僕は都のインテリだよ」という感じです。渡来人の子孫であり、長く祖先の地に学んだ彼は、日本をどのように感じていたのかな・・・

習字は、「唐」は豊か、「新羅」は貧しく、そこを行ったり来たりのインテリ鳥という感じで書きました。


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