川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鎌鼬 40 藤原武智麻呂

 島は風速15m/sの風が吹いています。12〜13m/sはよくありますが、チョッと強いです。昨日は友から200gありそうな牛肉を2枚頂き、ステーキにして食べました。今年最高のご馳走でした。

「日本史1200人」の第40番の藤原武智麻呂(680〜737)です。

武智麻呂(ムチマロ)は藤原不比等の長男である。長屋王の変では中心的な存在で、用意周到な計画の元に、大物であった両親王・大納言らを担ぎ出して糾問を行い、速やかに長屋王と妻子を自害させた。一方で、大学頭だった時代に大学制度の設立に尽くすなど、文教行政面で活躍し、自身も深い教養の持ち主であった。

「知恵者が歴史に埋めた鎌鼬 藤原武智麻呂 に感じて」

鎌鼬が12月の季語です。急激に寒冷な風が起こり、大気中に真空地帯が生じ、そこに人が立つと、鋭い刃物で切られたような裂傷を負います。長屋王の変の背景として、王が行った官人に対する統制強化・綱紀粛正策が、自己本位的・独善的な面があり、多くの官人の不満を生んだとする見方もあるようです。

習字は、上田桑鳩の本に感じて「熱情を込め、弾力のある線」を目指して書きました。一朝一夕でできるものではありませんし、チョッと一本調子になりましたが、今日の完成品です。


f:id:tanyuu4792:20201219114244j:image