川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

闇夜汁 47 道鏡

 昨日の夕方、お節が届きました。本当は31日に届く予定でしたが、冷凍庫がイッパイとのことでした。で、今日から少しづつ頂くことにしました。これはこれで楽しみです。

「日本史1200人」の第47番の道鏡(?〜772)です。

河内国若江郡に生まれ、法相宗の弟子となり梵語を学び、禅にも通じて禅師となった。761年、病気を患った孝謙上皇(後の称徳天皇)を看病して以来その寵を受けた。769年、宇佐八幡宮から神託「道鏡皇位に就かせれば天下太平になる」があり、称徳天皇ともども皇位に就くことを望むが、和気清麻呂が勅使として参宮し、この神託が虚偽であることを上申したため、皇位に就くことはできなかった。

天皇にあの手この手の闇夜汁 道鏡 に感じて」

闇夜汁が12月の季語です。闇汁のことです。灯りを消して・・・お楽しみです。道鏡和気清麻呂をも買収しようとしたそうです。称徳天皇崩御後は下野国薬師寺に追放され、その地で死んでいます。江戸時代には「道鏡は すわるとひざが 三つでき」という川柳が詠まれました。うまいですねェ〜

習字は、「天皇」は女性的に、「あの手」はハードに、「この手」はソフトに、「闇夜汁」は不気味に、書きました。「あの手」のひらがなに表情を出そうと、いろいろ書いてみました。


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