川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

初富士 54 山部赤人

 島は朝から荒れています。洗濯物は風呂場に干しました。服は4枚重ねで真冬体制ですが、暖房器具は未だ点けていません。

「日本史1200人」の第54番の山部赤人です。

経歴は定かではないが、行幸などに随行した際の天皇讃歌が多いことから、聖武天皇時代の宮廷歌人だったと思われる。作られた和歌から諸国を旅したとも推測される。自然の美しさや清さを詠んだ叙景歌で知られ、柿本人麻呂とともに歌聖と称えられている。万葉集より、

田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける

 文学史上、富士山を正面から取り上げた最初の作品。

若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る

 客観的な目で鶴の飛翔を描き、屏風歌につながる絵画的作品。

「初富士や日本一の白髪(シラカ)なり 山部赤人 に感じて」

初富士が新年の季語です。富士の勇姿を語り継いでいこう、という赤人の意気に感じて作りました。奈良時代には白髪をシラカと言ったそうで、即採用です。

習字は、「富」の字を生かして、全体に楽しくなるようにと書きました。縦書きで揺らすのは難しいと改めて思いました。


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