川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

風花 55 大伴旅人

島は内地と同じ様に、今日・明日・明後日と寒波です。これまで島の最低気温は12〜13℃でしたが、今年は10〜11℃なので島の人たちはブルブルです。ただ、ホカロンはしてますがストーブは未だです。 

「日本史1200人」の第55番の大伴旅人(665〜731)です。

貴族、歌人。征隼人持節大将軍に任命され反乱の鎮圧にあたる。

万葉集に和歌作品が78首選出されているが、多くは大宰帥任官以後のものである。酒をこよなく愛した人物として知られる。歌風は、大陸的風雅心・老荘的自由思想と位置付けられている。

験(しるし)なきものを念(おも)はずは

一坏(つき)の濁れる酒を飲むべくもあるらし 

訳;何にもならない物思いなどしないで、

  いっそのこと一杯の濁り酒を飲むほうがよいにちがいない

「風花やひらり一杯もう二盃 大伴旅人 に感じて」

風花が1月の季語です。冬の日の晴れた空から、思い出したように舞う雪片です。旅人は「この世にし楽しくあらば、来む世には虫に鳥にもわれはなりなむ」(この世で楽しく酒を飲めたなら、あの世では虫にでも鳥にでも私はなりましょう)とも詠んでいます。

習字は、昨夜チョッと一杯飲んで書いた方が、今日書いたものより良かったので、これを載せることにしました。


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