川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春隣 70 阿倍仲麻呂

昨日からバイクを漕ぐ時にイヤホンを付けたら、音楽が直接脳に聞こえ、元気が出るようでびっくりしました。今日は少し暖かく、気づいたら半袖でブログを書いてました。

「日本史1200人」の第70番の阿倍仲麻呂(698〜770)です。

阿倍船守の長男として大和国に生まれ、若くして学才を謳われた。717年第9次遣唐使に同行して唐の都・長安に留学する。科挙に合格または推挙で登用され、唐の玄宗に仕える。朝廷では主に文学畑の役職を務めたことから李白・王維・儲光羲ら数多くの唐詩人と親交した。733年第10次遣唐使が来たが、唐での官途を追求するため帰国しなかった。

「春隣となりに李白けど寂し 阿倍仲麻呂 に感じて」

春隣が1月の季語です。752年第12次遣唐使が来、在唐35年を経過していた仲麻呂は翌年帰国を図りましたが、暴風に遭って南方へ漂流し、755年に長安に戻りました。日本への帰国は叶えられることなく、73歳の生涯を閉じました。

習字は、「春隣」は陽気に、「となりに李白」は少し誇らしく、「けど寂し」は寂しく、というつもりで書きました。久しぶりにアイデアで書けました。


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ついでに李白の、仲麻呂が死んだと勘違いして詠んだ詩と、悠然とした人生観を詠んだ詩を載せます。以前に書きました。


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