川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寒参 73 橘諸兄

 昨日、中田敦彦さんのYouTube大学で「空腹こそ最強のクスリ」を見て納得したので、早速今日から始めることにしました。食事を1日2食にして、16時間の空腹時間を設けるのですが、朝食を除いて昼食を12時から、夕食を7時から摂ることにしました。若返りも期待できるとのことで・・・頑張ります。

「日本史1200人」の第73番の橘諸兄(タチバナノモロエ684〜757)です。

初名は葛城王で、臣籍降下して橘姓となる。敏達天皇の後裔で、光明皇后は異父妹にあたる。737年、天然痘の流行によって藤原四兄弟などが死去し急遽、諸兄が聖武天皇を補佐することになった。天然痘の流行で日本人口の約1/3が失われた。当面の政治的課題は国力の回復であり、藤原氏とも親和的な皇族の諸兄を首班として挙国一致の政治体制をとった。

「回復じゃあばた顔でも寒参 橘諸兄 に感じて」

寒参が1月の季語です。昔は白衣や裸で参りました。天然痘はウィルスによる伝染病で致死率が高く、治ってもあばたが残ります。諸兄は、国力の回復のために郡司の削減など地方行政の簡素化をし、東国農民の防人廃止など公民の負担を軽減しました。

習字は、「回復じゃ」は力強く、「あばた顔でも」は負けないぞと、「寒参」は静かに強く、というつもりで書きました。


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