川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

種蒔き 104 藤原兼家

 今日も太平洋を見下ろしながらロングランをして来ました。2日走って1日休養ペースが狂って4日連続で走ったので、今日の最後はさすがに足が上がりませんでした。恒例の体重測定は57.8kgでした。

「日本史1200人」の第104番の藤原兼家(929〜990)です。

藤原師輔の三男。長男の伊尹から重用され、次兄・兼通に酷く恨まれ降格させらたが、関白の頼忠により復権させられ、かねて望んでいた娘・詮子の入内もかなった。さらに策略によって花山天皇を退位させて、娘が生んだ一条天皇を即位させて摂政となった。その後摂関の地位を飛躍的に高め、また子・道隆にその地位を譲って世襲を固める。以後、摂関は兼家の子孫が独占した。

「種蒔きは子孫のためぞ被(ホッカム)り 藤原兼家 に感じて」

種蒔きが3月の季語です。子孫の繁栄の種に掛けました。円融天皇が譲位し花山天皇が即位しますが、天皇は好色な上に情緒的で、寵愛していた女御が死ぬと、世を棄てると言い出しました。そこで兼家の三男・道兼が出家をしきりと勧め2人で逃亡し、まず天皇が剃髪出家したところで、道兼は言い訳もそこそこに去ってしまいます。策略は成功し、娘が生んだ一条天皇が即位しました。漫画みたいですが本当だそうです。

習字は、「種蒔きは」はスッキリと、「子孫ためぞ」は気張って、「被り」はチョッと怪しく、というつもりで書きました。「子孫」は句ではシソンのつもりでしたが、コマゴもいいなと思いました。


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