川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春雷 106 藤原隆家

朝、太平洋を見下ろしながらロングランをして来ました。バッハのソロバイオリン曲は心を落ち着かせてくれました。

 「日本史1200人」の第106番の藤原隆家(909〜1044)です。

道隆の4男。伊周とともに花山法皇に弓を射かけたことにより出雲に左遷と命じられたが、病気を理由に但馬国に留り、後に許され中納言に復帰する。さらに、太宰権師に任ぜられ1019年に刀伊(大陸からの海賊)の入寇を撃退した。天下の荒くれ者として有名であった隆家は、王権をかさに着る花山院との賭け事や清少納言との応酬など多彩な逸話が伝えられている。権力者の叔父道長の嫌がらせに屈せず、気骨のある人物として知られた。

「春雷を背に海賊をぶっ飛ばせ 藤原隆家 に感じて」

春雷が3月の季語です。雷は夏ですが春にも起こります。啓蟄の頃に発生するので、虫出しの雷とも言われます。「刀伊の入寇」の主力は女真族であったと考えられています。女真族とは、12世紀に金を、後の17世紀には満洲族として清を建国する民族です。

習字は、「春雷を背に」はスッキリと、「海賊を」はチョッと怪しい雰囲気で、「ぶっ飛ばせ」は弾けたように、というつもりで書きました。今日は何枚書いても、ピンと来ませんでした。


f:id:tanyuu4792:20210309140831j:image