川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

陽炎 120 平城天皇

朝、歩いたり走ったり、足を休めながら海沿いをジョギングして来ました。風が強く海は白波が立っていました。

 「日本史1200人」の第120番の平城天皇(774〜824)です。

51代天皇桓武天皇の皇子。皇太子時代より妃の母で夫のある藤原薬子を寵愛して醜聞を招き、父より薬子の追放を命じられた上に薬子の夫の藤原縄主を春宮大夫につけられている。父帝が崩御すると即位して、薬子を尚侍として手元に戻す一方、薬子の夫である藤原縄主を従三位に昇進させ大宰帥として九州に赴任させた。病気のため3年で退位。810年、嵯峨天皇と対立し、復位と平城京遷都を図ったが失敗し出家した。(薬子の変)

「陽炎や薬子と旦那ゆらゆらと 平城天皇 に感じて」

陽炎が3月の季語です。春、地面から水蒸気が立ち昇って、遠くにある景色がゆらいで見えます。出家しても煩悩は消えず、陽炎の向こうに見える二人は・・・という感じです。薬子の変平城上皇は薬子と共に東国に入ろうとしましたが、坂上田村麻呂らに遮られて断念しました。薬子は服毒自殺しました。

習字は、「陽炎や」はスッキリと、「薬子と」は強く、「旦那」は弱く、「ゆらゆらと」はゆれるように、というつもりで書きました。「ゆらゆら」が書けず、今日も何枚も書きました。


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