川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

一人静 129 後一条天皇

 一昨日から、池澤夏樹編・日本文学全集27・近現代作家集Ⅱを読んでいます。読書の時間を増やすため、英語の量を少し減らすことにしました。昨夜は足が攣って1時頃から眠れず、4時に起きました。朝のランは思ったより走れ、ほぼいつものペースでした。

「日本史1200人」の第129番の後一条天皇(1008〜1036)です。

68代天皇一条天皇の皇子。三条天皇の譲位により数え8歳で即位。母は藤原道長の娘・中宮彰子で、中宮の威子は道長の娘である。幼帝のため道長とその長男の頼道が摂政となり権勢を振るった。外戚の地位を藤原氏以外に渡すまいという藤原頼通と母彰子の意向により、この時代には珍しく他の妃を持たず、皇子女は内親王二人のみで世継ぎの皇子には恵まれぬまま、数え29歳で崩御した。糖尿病によるものと考えられている。

「囲まれて一人静にゲームかな 後一条天皇 に感じて」

一人静が4月の季語です。山林で木に隠れるように咲いています。お偉い藤原氏に囲まれて、8歳で即位の天皇はゲームでもしたくなるんじゃないかな・・・後一条天皇は突然の崩御であったため、譲位の儀式が間に合わず、喪を秘して弟の敦良親王への譲位(後の後朱雀天皇)の儀を行ったとされている。これが、在位中に天皇崩御した場合に喪を秘して譲位の儀を行い、その後に上皇としての葬儀が行われるようになった先駆とされる

習字は、「囲まれて」はガッチリと、「一人静かに」は幼く弱く、「ゲームかな」は無表情に、というつもりで書きました。


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