川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

花の頃 136 遍昭

朝、雨が降っていたのでバイクを漕ぎました。この頃、何だか足が疲れた感じなので 、両膝にサロメチールを塗りました。

「日本史1200人」の第136番の遍昭(ヘンジョウ816〜890)です。

歌人天台宗の僧。桓武天皇の孫。仁明天皇の死を悲しみ出家する。円仁・円珍に師事し、花山の元慶寺を建立し、869年には紫野の雲林院別当を兼ねた。885年に僧正となり、花山僧正と呼ばれるようになる。六歌仙三十六歌仙のひとり。遍昭の歌風は、出家後は紀貫之が評したように物事を知的にとらえ客観的に描く軽妙洒脱な歌を多く作ったが、出家前には情感あふれる歌も詠んでいる。特に「百人一首」にある「天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しばしとどめむ」には遍昭の真情が現れているといえる。歌集「遍昭集」がある。

「僧正も花の頃あり色好み 遍昭 に感じて」

花の頃が4月の季語です。花の咲く頃≒若い頃と掛けました。遍昭には、在俗時代の色好みの話や、出家に際しその意志を妻にも告げなかった話、霊験あらたかな僧であった話などが多くの逸話が残っています。

習字は「僧正も」は強く、「花の頃あり」は控えめに、「色好み」はおおらかに、というつもりで書きました。昨日の練習作が気に入ったのでこれを載せることにしました。


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