川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

万緑 149 源信

 今日は全然起きられずに、8時頃に起きました。足が攣らず、便秘も良くなり、歯茎の腫れも収まり、体が安心したのかな・・・それにしても、ハイソックスとゴボウは大恩人です。

「日本史1200人」149 源信(942〜1017)

僧。信仰心の篤い母の影響により9歳で、比叡山中興の祖慈慧大師良源に入門する。15歳で「称讃浄土経」を講じ、村上天皇により法華八講の講師の一人に選ばれる。そして、下賜された褒美の織物などを故郷で暮らす母に送ったところ、母は源信を諌める和歌「後の世を渡す橋とぞ思ひしに 世渡る僧となるぞ悲しき まことの求道者となり給へ」を添えてその品物を送り返した。その諫言に従い、名利の道を捨てて、横川にある恵心院に隠棲し求道の道を選ぶ。1004年、藤原道長が帰依し権少僧都となるが、名誉を好まず1年で位を辞退する。「往生要集」を著し、念仏を唱えることによって極楽往生がかなえられると説き、浄土信仰の基礎を築いた。76歳にて示寂。臨終にあたって阿弥陀如来像の手に結びつけた糸を手にして、合掌しながら入滅した。

「万緑に母の声する糸電話 源信 に 端遊」

万緑が5月の季語です。どちらを向いても青々とした緑に満ち溢れていることです。そのような中で、如来に結びつけた糸を通して、母の声が聞こえたのではと、イメージしました。源信は日本の浄土教の祖と称され、法然親鸞に大きな影響を与えました。

習字は、「万緑に」はスッキリと、「母の声する」は母は優しく・声は上から、「糸電話」は控えめに、というつもりで書きました。


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