川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

初夏(ハツナツ) 150 空也

 朝、隣町に行き二人でウォーキングをしました。それから5年以上前に二人で隠したウィスキーを探しに行きました。隠した場所がはっきりせず、諦めかけたところでやっと見つかりました。このお酒で午後から一杯やることにしました。

「日本史1200人」150 空也(903〜972)

僧。20歳の頃に尾張国分寺にて出家し、空也と名乗る。若い頃から在俗の修行者として諸国を廻り、「南無阿弥陀仏」を唱えながら道路・橋・寺院などを造るなど社会事業を行い、貴賤を問わず幅広い帰依者を得る。口称念仏の祖、民間における浄土教の先駆者と評価される。空也流の念仏勧進聖は鎌倉仏教の浄土信仰を醸成したとされ、一遍に多大な影響を与えた。972年、東山西光寺において、70歳にて示寂。

「初夏(ハツナツ)に南無阿弥陀仏朗々と 空也 に 端遊」

初夏が5月の季語です。木々も草花も活き活きと輝いています。若い空也が、朗々と南無阿弥陀仏を唱えながら、諸国を回る姿をイメージしました。空也の彫像の造形は、首から鉦(カネ)を下げ、鉦を叩くための撞木(シュモク)と鹿の角のついた杖をもち、草鞋履きで歩く姿を表しています。6体の阿弥陀仏の小像を針金で繋ぎ、開いた口元から吐き出すように取り付けられています。6体の阿弥陀像は「南無阿弥陀仏」の6字を象徴し、念仏を唱えるさまを視覚的に表現しています。

習字は、「初夏に」は爽やかに、「南無阿弥陀仏」は強弱を付けて、「朗々と」はスッキリと、というつもりで書きました。


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