川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

子供の日 154 源高明

 朝、風が強く疲れてもいたので、少し短く海沿いを走って来ました。1kmのインターバル走したら、バテバテでした。

「日本史1200人」154 源高明(914〜982)

醍醐天皇の皇子。源の姓を賜り臣下となった。学問を好み、朝儀・有職故実に練達し、「西宮記」を著した。左大臣にのぼっていたが、藤原氏の陰謀(安和の変)により、大宰権帥として配流される。「今昔物語」には高明の左遷にまつわる説話がある。高明が桃園の邸宅に居たとき、寝殿の柱の節穴から毎夜、少児の手が出てしきりに差し招く怪異が起きた。柱に経典、仏画を掛けても怪異は止まず、征矢を刺して穴を塞ぐと怪異はようやく止んだ。しかしやがて、左遷の禍が起きたという。

子供の日征矢(ソヤ)刺すなんて左遷ダゼ 源高明 に 端遊」

子供の日が5月の季語です。征矢(ソヤ)は戦場で使う矢です。小児の手に矢は、やっぱり左遷かな・・・いろは唄(いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこへてあさひゆめみしえひもせす)を作ったのは高明だとする説もあります。

習字は、「子供の日」は幼く、「征矢刺すなんて」は強く、「左遷ダゼ」は強弱を付けて、というつもりで書きました。


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