川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

武具飾り 155 藤原秀郷

 朝、隣町のランは休みです。昨日まで3日続けて走ったので、今日は休みました。嫁さんは今年度最初の習字指導に行きました。

「日本史1200人」155 藤原秀郷(ヒデサト)

藤原北家左大臣藤原魚名の子孫と言われる。通称・俵藤太。下野に住み勢力を張った。939年、平将門が兵を挙げて関東8か国を征圧すると、甥である平貞盛藤原為憲と連合し、翌年に乱を平定した。この時、秀郷は宇都宮大明神で授かった霊剣をもって将門を討ったと言われている。また、近江三上山の大ムカデを、三本目の矢に唾をつけて射て退治し、多くの宝物や赤銅の釣鐘が贈られ、これを三井寺に奉納した伝説が有名である。

「武具飾り唾でムカデを将門も 藤原秀郷 に 端遊」

武具飾りが5月の季語です。何しろ秀郷の武具は霊験が有ります。それに唾をつければ、何でも来いですね・・・伊勢神宮には、秀郷が所有したと伝わる刀剣が二振り奉納されています。ひとつは百足退治に際して龍神から送られたという伝来のある毛抜形太刀で、もうひとつは「蜈蚣切」の名で、8世紀の刀工・神息の作と伝わりますが、14世紀頃の刀剣と鑑定されています。

習字は、「武具飾り」はスッキリと、「唾で」は口を大胆に大きく、「ムカデを将門も」は強弱を付けて、というつもりで書きました。初めに大きな口を書きました。


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