川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

忍冬(スイカズラ) 156 平貞盛

 朝、喜多郎を聴きながら海沿いをロングランして来ました。帰って英語をしていると友から電話があり、お土産を頂きました。今日の昼は嫁さんの読み聞かせの集まりがあるとのことです。

「日本史1200人」156 平貞盛(サダモリ)

父・国香が従兄弟の将門を襲うが、返り討ちに合い殺された。この際貞盛は、そもそも叔父たちが従兄弟の将門を待ち伏せ攻撃したことが発端であって将門側に非はなく「互いに親睦をはかるのが最も良策である」という態度をみせた。しかし、叔父たちが介入しだすと、巻き込まれる形で将門と対立することとなり、貞盛も将門と戦うが何度も敗れた。939年、将門が「新皇」を自称すると、母方の叔父の藤原秀郷の協力を得て将門を攻め、「北山の決戦」にて、ついにこれを討ち取った。

「忍冬(スイカズラ)苦節涙の勝ち戦 平貞盛 に 端遊」

忍冬(スイカズラ)が5月の季語です。冬の間も常緑なので忍冬と呼ばれます。何度も敗れた冬の時代を生き延びた貞盛に掛けました。将門討伐後の論功行賞では、多年の苦難を経た努力が認められ、従五位上に叙せられました。

習字は、「忍冬」はスッキリと、「苦節涙の」は少し弱く、「勝ち戦」は強く、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20210513102425j:image