川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

吹流し 157 小野好古

 朝、海沿いをロングランして来ました。帰ってシャワーを浴びて体重を測ったら54.2kgと先週より2.5kg減りました。一週毎に2.5kg増えたり減ったりして不思議です。

「日本史1200人」157 小野好古(884〜968)

小野篁の孫。三蹟のひとり小野道風の兄。939年に発生した藤原純友の乱を鎮圧するために、940年、追捕山陽南海両道凶賊使長官として九州へ下向。追捕使判官・藤原慶幸、主典・大蔵春実らと共に、大宰府を襲撃した藤原純友軍を博多津にて撃退している。945年、大宰大弐として地方官に転じ、947年に参議に任ぜられ公卿に列するが、引き続き大宰大弐を兼帯し949年末までこれを務めた。さらに、960年、77歳にして大宰大弐に再任される。

「吹流し太宰大宰と風任せ 小野好古 に 端遊」

吹流しが5月の季語です。鯉幟の上につける数条の布で、風によくなびきます。公卿なのに何度も歳をとっても太宰府に流されたような好古に掛けました。なお、太宰は地名・大宰は官名で、大宰大弐(ダザイダイニ)とは律令制で、副長官にあたり、長官を欠くときに実務を執りました。また好古は大宰府にて曲水の宴を始めたとも伝えられます。

習字は、「吹流し」はスッキリと、「太宰大宰と」は強弱を付けて、「風任せ」は頼りなげに、というつもりで書きました。


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