川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

バナナ 1 ハンムラビ

 朝、ジャズクラシックスを聴きながら海沿いをロングランして来ました。昨夜カレーライスを食べたせいか元気に走れました。

 

138億年前に数mmの宇宙が爆発的に膨張し、地球は46億年前に太陽とともに誕生しました。6億年前に動物が現れ、400万年前に旧石器を持つ猿人が、50万年前に原人が、20万年前に旧人が、そして4万年前に僕たち新人が現れ、1万年前から新石器の時代に入ります。やがて、5000年前から文明が始まります。

途中、7万年前に、インドネシアのトバ火山が大噴火を起こし、火山灰が日光を遮断して地球の気温は平均5℃も低下し、劇的な寒冷化はおよそ6000年間続き、世界の総人口が1万人までに激減したといいます。現在、人類の総人口は76億人にも達しますが、遺伝子の解析によれば、現生人類は極めて少ない人口(1000組~1万組ほどの夫婦)から進化したことが想定されています。

 

「世界史1200人」1 ハンムラビ(前1700年頃)

古代バビロニア第6代の王である。ハンムラビが制定した「ハンムラビ法典」は、「目には目を、歯には歯を」を原則として、貴族・平民・奴隷と、身分ごとに適用の異なる「身分法」であることが特徴だった。この法典は、民法・刑法・商法・訴訟法を含んだ、それまでの諸法典の集大成である。大工が手を抜いたために家が壊れて主人が死んだら大工も死刑になることや、盗賊に借金した金を奪われた時は返済しなくて良いなど、非常に細かく規定している。ハンムラビは裁判の公正さ、官吏の綱紀粛正に特に心を砕いたという。

「やいバナナすてんコロリで死刑だぞ ハンムラビ に 端遊」

バナナが5月の季語です。大工が死刑ならバナナも死刑・・・ファンタジーです。メソポタミアに、シュメール人が青銅器を用いた文明を築いたのは紀元前3000年頃で、その後、セム遊牧民のアムル人が築いた王国が古代バビロニアです。ハンムラビは道路・運河などを整備し、警察・郵便の制度をつくり、中央集権国家を確立しました。

習字は、「やいバナナ」は強弱を付けて、「すてんコロリで」は転んだように、「死刑だぞ」は目立つように、というつもりで書きました。並列に書いた「死刑だぞ」は失敗かと思いましたが、嫁さんがイイと言ったので、じっと見てたら良く見えて来ました。


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