川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

菖蒲 2 ギルガメシュ

朝、海沿いをジョグして来ました。最後の方だけ軽い足取りでした。シャワーを浴びて体重を測ったら55.3kgで、先週より1.1kg増えましたが、ほぼベストの体重でした。

 「世界史1200人」2 ギルガメシュ(前2600年頃)

ギルガメシュ叙事詩」に語られる、古代メソポタミア・シュメール王朝の王。神々に創られたギルガメシュの持つ力は強大で、思うがままに振る舞うギルガメシュは、初夜権を行使していたという見解もある。ただし乙女を奪い去るという行為が慣習的なものであったか、単なる悪癖であったかどうかについては議論がある。天空神アヌは、増長するギルガメシュを諌めるため彼と同等の力を持つエンキドゥを作るよう命じる。神々の思惑通りにギルガメシュとエンキドゥは激しい戦いを繰り広げ、死力を尽くした末に決着がつかず、互いの力を認め抱き合い無二の親友となった。それからはエンキドゥと行動の全てを共にし、ギルガメシュの王政も穏やかになり民から愛される王となる。

「菖蒲巻きドスコイ勝負天地ゆれ ギルガメシュ に 端遊」

菖蒲が5月の季語です。子供の日には菖蒲湯に入って菖蒲を巻き強い子になるようにと願いました。ギルガメシュの王権は、主神エンリルによって授与されました。少なくとも紀元前2000年期までの古代メソポタミアでは、王権神授があったことが明かされています。王が人と神を繋ぐという思想はオリエント文明の仲間であるエジプトのファラオにも共通しますが、エジプトの王が「現人神」であるのに対し、メソポタミアの王は限りなく人間に近い「神の代理人」であったのが特徴です。

習字は、「菖蒲巻き」はスッキリと、「ドスコイ勝負」は強弱を付けて、「天地ゆれ」は大胆に、というつもりで書きました。「ゆれ」は「搖れ」がなかなか難しいので、ひらがなにしたのですが、やっぱり難しく、チョッと妥協しました。


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