川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

母の日 4 サルゴン

 昨夜は、足が2度攣り、蚊がしつこく攻めて来るので、チョッと眠れませんでした。それでも、朝は海沿いをロングランして来ました。走り始めはヨタヨタでしたが何とか走り切りました。

「世界史1200人」4 サルゴン1世(前2300年頃)

シュメール人を破り、メソポタミアを最初に統一したアッカド王国創始者である。ーサルゴン伝説ーサルゴンは女性祭司(恐らく神殿娼婦)の子として生まれたためその出生を隠され篭にいれられてユーフラテス川に流された。そしてキシュ王に仕えた庭師ラーイブムに拾われて育った。その後、キシュ王ウル・ザババの酌を務める(酒をつぐ)役人として仕える。ある時サルゴンは女神イナンナに愛され、ウル・ザババ王が溺死するという夢を見た。ウル・ザババはサルゴンを殺させようとしたが女神イナンナによって阻止され失敗した。ウル・ザババはおびえ、ウルク王にサルゴンを殺す事を持ちかける手紙を送った・・・以降は欠損

「母の日やみなし児酌夫王になり サルゴン に 端遊」

母の日が5月の季語です。川に流された孤児が酌夫となり王となる、当たり前のような、当たり前じゃないような・・・句です。娘のエンヘドゥアンナはウル市の月神ナンナの神官となり、賛歌などさまざまな文学作品を残しています。サルゴンの長い治世の後、息子のリムシュがアッカド王位を継ぎました。

習字は、「母の日や」は隷書風に、「みなし児酌夫」は弱々しく、「王になり」は強くそして「り」は昇り龍のように、というつもりで書きました。


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