川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

縞蜥蜴 11 アメンホテプ4世

 朝、ロングランして来ました。ジョグに近いランですが、気持ちランでした。嫁さんは小学校に読み聞かせに行ったのですが、バイクのエンジンがかからず、通りがかりの知人に乗せてもらい、帰りは先生に乗せてもらって帰って来ました。

「世界史1200人」11 アメンホテプ4世(前1350頃)

古代エジプト第18王朝のファラオで紀元前14世紀前半に在位した。首都テーベの守護神アモンを祀る神官勢力を一掃するために、首都をアマルナに移転し、唯一神の太陽神アトンを信仰するように国民に強要した。この時代、写実的なアマルナ芸術が開花した。アメンホテプ4世は、後世の人々からは異端者と見なされて、その名は記念碑から削除され、アテン大神殿は大地に引き倒され、その中にあった聖なる品々も粉々に破壊された。テーベにあったアテンの神殿も同様に解体され、アテン信仰やその憎むべき保護者である王の痕跡を抹消するあらゆる努力がなされた。アテナイの残骸は、風に運ばれた砂で埋まり、その存在は全く偶然に発見されるまで何千年もの間、知られることがなかった。

「異端者の廃墟風砂に縞蜥蜴 アメンホテプ4世 に 端遊」

縞蜥蜴が6月の季語です。人には分からないほどの廃墟にも蜥蜴は似合うなァと思いました。テーベに彼の墓とされるものが発見されていますが、(おそらく彼の反対勢力により)レリーフは一切削られています。彼のミイラと棺は王家の谷から発見されており、破壊を恐れて移動されたと見られています。

習字は、「異端者の」はスッキリと、「廃墟風砂に」は直線的に強弱を付けて、「縞蜥蜴」は曲線的に、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20210603110515j:image