川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

草矢 15 ダヴィデ

 朝、隣町に行って、久しぶりに二人でウォーキングをして来ました。帰りは土砂降りの雨でした。代わって、嫁さんが土砂降りの中、小学校に習字を教えに行きました。バイクのエンジンがかかりにくくなってきたので、これも心配です。

「世界史1200人」15 ダヴィデ(?〜前972)

古代イスラエル2代目の王。初代王サウルに寵愛されたが、巨人ゴリアテを倒す武勲をたてるとサウルに妬まれ、命を狙われる。サウル王の戦死後に王となる。南方のユダと北方のイスラエルを統合し、エルサレムを首都と定め、イスラエル最大の王国を築き、理想の王と称えられる。ゴリアテダビデを見ると「さあ来い。おまえの肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう」と侮ったが、ダビデは「お前は剣や槍で向かってくるが、わたしは主の名によって立ち向かう」と答え、ダビデが石を投じるとゴリアテの額にめり込み倒れた。ダビデゴリアテの剣で、その首を落とした。ペリシテ軍はこれを見て総崩れになった。

「草矢でも神がお味方来い巨人 ダヴィデ に 端遊」

草矢が6月の季語です。ススキや葦の葉を裂いて指に挟み、矢のように飛ばして遊びます。神がお味方すれば、草矢でも巨人の額に刺さるとイメージしました。ダビデは晩年、家臣の妻が水浴びしているのを見初め、関係を結び、家臣を最前線に追いやり戦死させました。預言者ナタンはこれを知ってダビデの犯した罪をたとえ話で語ると、ダビデは激怒し「そんなことをした男は死罪だ」といいました。神は罰として生まれた子供の命を奪いましたが、次に生まれた子供が次の王になるソロモンです。

習字は、「草矢でも」は幼く、「神がお味方」はスッキリと、「来い巨人」は強くうねるように、というつもりで書きました。


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