川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夜振火 16 ソロモン

 朝、走ろうと家を出たら雨が降ってきたのでバイクを漕ぎました。漕ぎ初めは足に力が入らず、しばらくフニャフニャした感じで何だか不安になりました。で、漕ぎ終わってから、近くを走ってみました。普通に走れたので安心しました。

「世界史1200人」16 ソロモン(前950頃)

ダヴィデの子でイスラエル3代目の王で、賢人として知られる。夢に現れた神が、欲しい物を訪ねた時、「知恵」と答えて神を喜ばせ「ソロモンの栄華」を築き、知恵者のシンボルとなった。子供のことで争う2人の女に賢明な判断を示した逸話(ソロモンの審判)は広く世界に伝わり、後に江戸時代の大岡裁きの話にも取り込まれた。しかし、重税を課して反発を買い、晩年は享楽に耽ったため財政が悪化し、宗教的対立も誘発した。

「夜振火で知恵よ栄華とチョと驕り ソロモン に 端遊」

夜振火(ヨブリビ)が6月の季語です。夜に川や海で、魚を集め捕るための灯りのことです。大昔、夜の灯りには知恵や栄華も集まって来たのでは、とイメージしました。ソロモンの死後に息子のレハブアムが継ぎましたが、非妥協的であったため、イスラエルは南北に分裂・対立していきます。ユダ王国が南に、イスラエル王国が北に生まれました。

習字は、「夜振火で」は少し搖れているように、「知恵よ栄華と」は大きく強弱を付けて、「チョと驕り」少し威張ったように、というつもりで書きました。


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