川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

ジギタリス 20 クロイソス

 朝、隣町に行き二人でウォーキングをしました。その後、若い友にPDF変換とファイルの保存場所などについて教えて貰いました。

「世界史1200人」20 クロイソス(?〜前546)

リュディア王国(現トルコ)最後の王である。周辺のギリシア人都市を次々と征服した。ヘロドトスによると、ギリシアの賢人たちがクロイソスを訪問したのはこの頃のことである。ソロンもその一人で、クロイソスが金持ちの自分が世界一の幸福な人間だと言うと、ソロンは金より大事なものがあるし、死ぬまで今の幸福が続くとは限らないと否定したという。ソロンの言うように、猪狩りの最中、放った槍が的を外れて、息子を刺し殺してしまった。さらに2年後にはペルシアのキュロス2世との戦争が待っていた。プテリアでの戦いの後に冬の戦いを避け、いったん軍を解散させたところ、キュロスがリュディアの首都を陥落させ、クロイソスは捕虜となった。

「金持ちは吉か凶かとジギタリス クロイソス に 端遊」

ジギタリスが6月の季語です。花言葉「不誠実」、別名「狐の手袋」、「葉を陰干しして強心剤とするが劇毒」の全体的雰囲気から句に入れました。クロイソスはその莫大な富で知られており、ギリシャ語とペルシア語では「クロイソス」の名前は「富める者」と同義語になりました。また、最初の通貨体系と貨幣制度を発明したのはクロイソスだと言われることが多いそうです。

習字は、「金持ちは」はチョッと弱く、「吉か凶かと」は勢いよく、「ジギタリス」は禍々しく、というつもりで書きました。


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