川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

父の日 21 キュロス2世

朝、海沿いをロングランして来ました。昨夜の納豆餅と味噌汁が効いたのか、久しぶりに快適に走れました。 

「世界史1200人」21 キュロス2世(前600〜前530)

アケメネス朝ペルシア初代の王。ペルシア王国はメディア王国に従属する小王国にすぎなかったが、メディア王国への反乱を成功させると、「不死身の1万人」と呼ばれた軍団を率いて、小アジアのリュディア、新バビロニアを征服し、中央アジアにも進出して、エジプト以外の古代オリエント地方を統一し、広大なペルシア帝国の基礎を築いた。新バビロニア征服に際しては、バビロン捕囚にあったユダヤ人をはじめ、バビロニアにより強制移住させられた諸民族を解放した。キュロスは、被征服諸民族に対して寛大であったので、後世に理想的な帝王として仰がれ、ユダヤ人を解放して帰国させたことから旧約聖書ではメシア(救世主)と呼ばれている。

「父の日や不死身軍団救世主 キュロス2世 に 端遊」

父の日が6月の季語です。「不死身の1万人」は皆んなパパだったとイメージしました。大英博物館にはキュロスの円筒印章が所蔵されています。これには、キュロスがメソポタミアを統一して諸民族を解放し、弾圧や圧政を廃して寛容な支配を推し進めた様子が描かれており、人類初の人権宣言とも称されます。

習字は、「父の日や」はゆったりと、「不死身軍団」は力強く強弱を付けて、「救世主」は隷書風に、というつもりで書きました。


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