川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

黒南風 24 アルサケス

 昨日は初めて町の委員会に参加したことを祝い、遅くまでお酒を飲んでしまいました。で、朝はゆっくり起きて、ゆっくり海沿いをジョギングして来ました。

「世界史1200人」24 アルサケス(前230頃)

アルサケス1世の出自は明らかではない。セレウコス朝ガリア人に敗れたという噂を聞いたアルサケスは弟のティリダテスと盗賊の手勢を率いて、セレウコス朝のパルティア州に侵入し、その総督を殺害し、イラン北東部にアルサケス朝パルティア王国を建国した。さらに軍隊を再編し城砦を築き、ダラという名の都市をアパオルテノン山に建てた。この地は四方を険しい岸壁で囲まれているため守りが固く、一方で周辺が肥沃で泉と森が豊富にあり、狩りもできるため快適な場所であった。老齢のため紀元前211年頃に死去し、息子のアルサケス2世が跡を継いだ。彼以後、全てのパルティア王がアルサケスの名を称号とした。

「黒南風に乗って親分王となり アルサケス に 端遊」

黒南風(ハエ)が6月の季語です。梅雨時の真っ黒な雲に乗って吹く風です。イメージを借り「盗賊が王国を」に掛けました。ところで「ティリダテス1世は紀元前248年頃、アルサケス1世から王位を継承して37年間統治し、紀元前211年に没すると、息子のアルタバノス(あるいは甥のアルサケス2世)に王位を継承させた。」とウィキにあり、チョッと分かりません。

習字は、「黒南風に」はスッキリと、「乗って親分」は勢いよく、「王となり」は後暗い感じに、というつもりで書きました。


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