川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

薫風 25 ミトラダテス1世

 隣町のランが休みになったので、近くの海沿いをロングランして来ました。3日連続で大丈夫かなと思いましたが、走り切れました。

「世界史1200人」25 ミトラダテス1世(?〜前138)

アルサケス朝パルティア王国の王。別名アルサケス6世ともいわれる。彼のもとでパルティア王国はイラン高原一帯を征服し最盛期を迎え、諸王の王を名乗った。ゆえにミトラダテス1世以前をパルティア王国、以後をパルティア帝国とする資料もある。パルティアによって征服された諸地域からの救援要請を受けたデメトリウス2世は、何度か勝利をおさめたものの敗北し、捕えられ支援した諸都市の街路を引き回され、ミトラダテス1世のもとへ送られた。ミトラダテス1世は彼の身分にふさわしい扱いをし、自分の娘ロドグネを娶らせた。

「薫風に敵も人ぞと王の王 ミトラダテス1世 に 端遊」

薫風が6月の季語です。あまりに爽やかな風に、敵の王に娘を娶らせたと、イメージしました。ミトラダテス1世はミトラ神を讃える名前をもつ最初のパルティア王ですが、それまで公式にされていなかったミトラ神が公認された証拠でもあるそうです。

習字は、「薫風に」はスッキリと、「敵も人ぞと」は強弱を付けて、「王の王」は大胆に、というつもりで書きました。


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