川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

籐椅子 27 ホスロー1世

朝、海沿いをロングランして来ました。久しぶりに快調でした。嫁さんはこれから葬式の花作りのようです。

 「世界史1200人」27 ホスロー1世(?〜579)

イラン・ササン朝21代の王であり、531年に即位する。相次ぐ対外戦争などで国内が荒廃していたため、土地台帳を作成して徴税を整備・強化した。さらに大運河の建設・修復を行ない、交通路や都市を整備し、交易による繁栄をもたらした。また、プラトンの哲学に関心を持っていたためにギリシアの難民たちを自国に受け入れ、「哲人王」の異名を贈られた。チェスやバックギャモンといった知的遊戯によってホスローとインドの大王との友好的外交関係が証明され、また祝福された。

「籐椅子で世界を巡りチェスを指す ホスロー1世 に 端遊」

籐椅子が6月の季語です。籐で作った涼をとる安楽な椅子です。これに座り世界に思いを巡らしながらチェスをしたのでは、と思いました。ホスロー1世の時代、金や銀、ガラス工芸品が大いに栄えました。その工芸品が欧州や中国に輸出され、日本においても、正倉院宝物などにササン朝の影響を受けた工芸品があります。

習字は、「籐椅子で」は曲線で控えめに、「世界を巡り」は直線的に強弱を付けて、「チェスを指す」は子供っぽく、というつもりで書きました。


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