川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

含羞草 39 ヘシオドス

朝、海沿いをロングランして来ました。寝坊をしたと、近くの友が帰りの途中から一緒になりました。 今日の夕方、図書室設置委員会に出席します。良い図書室が出来ればと思っています。

「世界史1200人」39 ヘシオドス(前700頃)

ホメロスと並び称される叙事詩人。農民の立場で書いた「仕事と日」が有名である。「神統譜」で世界の始まりを書く。「仕事と日」は勤勉な労働を称え、怠惰と不正な裁判を非難する作品である。同書には世界最初の農事暦であると考えられる部分のほかに、説話、航海術、日々の吉兆などについて書かれた部分がある。短編「ホメーロスとヘシオドスの歌競べ」によれば、戦争と武勇を讃える「イーリアス」を歌い聞き手の胸を熱くさせるホメーロスに対し、ヘシオドスは牧歌的な「仕事と日」を歌った為に、平和な詩を愛する時の王によって勝利を与えられた。

「勤勉と怠惰を綾に含羞草 ヘシオドス に 端遊」

含羞草(オジギソウ)が7月の季語です。一年草で夜になると葉を合わせてしまいます。手で触れても葉を萎ませます。花言葉「繊細な感情」も含め、「仕事と日」の詩人ヘシオドスに掛けました。父親は小アジアの町キュメの商人でしたが、破産して寒村アスクラに移り住み、開拓農家として農耕に励みました。アスクラの東にはムーサ崇拝の地であるヘリコーン山があり、「神統記」によれば、ヘシオドスが羊を飼っているとき、突然にムーサが詩人としての才能を与えたといいます。

習字は、「勤勉と」は直線的に、「怠惰を綾に」は曲線的に、「含羞草」はサラリと、というつもりで書きました。


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