川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夜半の夏 41 アナクレオン

朝、近くの友は今日も少し早くからスタートしていました。やっと追いついて少し話し、それから一人でロングランして来ました。体重が減ったせいか10年位前の走りができました。 

「世界史1200人」41 アナクレオン(前570〜前485)

叙情詩人。小アジアのテオス生まれ。ペルシアの侵略によって故郷を去り、市民とともにアブデラの町を建設した。その後、各地の僭主(武力で王位を奪い帝王と名乗る者)たちに招かれて、市民からも親しまれた。アナクレオンは古代イオニア方言で詩を創作した。全ての初期抒情詩の様に、作品は通常竪琴による音楽に合わせて唄われた。アナクレオンの作品は独唱歌で唄われたものが多い。詩の大部分は、酒・美少年・乙女・恋を歌った軽快なもので、豊かな情緒と鋭い感受性に恵まれて広く愛された。

「夜半の夏弾け竪琴を酒よ恋 アナクレオン に 端遊」

夜半の夏が7月の季語です。暑さが去った夏の夜です。過ごしやすくつい夜更しをしてしまいます。彼の詩は断片が百数十編残っており、その韻律を模倣して後代につくられた短詩60編余も伝わり、後の詩人たちにも大きな影響を与えました。アテネアクロポリスに彼の像が建てられ、テオスのコインにも竪琴を持った立像、座像が描かれています。

習字は、「夜半の夏」はスッキリと、「弾け竪琴を」は強弱を付けて、「酒と恋」はおおらかに、というつもりで書きました。


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