川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

花氷 52 プロタゴラス

昨夜、久しぶりに友と楽しくお酒を飲んだので、今日はウォーキングにしました。帰ってシャワーを浴びてから体重を測ると52.7kgと先週より1.7kg減っていました。今週は不規則で昼食を抜いたりしたので減りました。初めて、太らなくちゃと思いました。

 「世界史1200人」52 プロタゴラス(前485〜前415)

哲学者。自らソフィスト(智者)と名乗った。トラキア海沿岸の町のアブデラ生まれとされる。「人間は万物の尺度である」という言葉で知られ、絶対的な知識・道徳・価値の存在を否定した。人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つとする。他人を説得し状況を自己に有利なように展開する弁論術の始祖とされる。30歳ごろからソフィストとしての活動を開始し、ソフィストの術を一個の職業として確立し、シチリアアテネで初めて報酬を取って教えた。しかし、ソフィストは詭弁を用いて黒を白と言いくるめる、とみなされるようにもなった。

「花氷詭弁の様な溶けて行く プロタゴラス に 端遊」

花氷が7月の季語です。部屋を涼しくするための氷柱の中に花を凍らせたものです。どうして作ったのか・・・詭弁をついてしまいそうです。プロタゴラス南イタリアに大規模なアテネの植民地を建設する際には、新憲法の制定を委嘱されました。ギリシア哲学・西洋哲学においては、万物の尺度の基準は人間であると主張しており、ソフィストの存在は重要のようです。

習字は、「花氷」は柔らかに、「詭弁の様な」は強弱を付けて、「溶けて行く」は弱々しく、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20210730103734j:image