川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

流星 56 アルキメデス

朝、一人で海沿いをロングランして来ました。今日も嫁さんは町長選挙・婦人部長としてご出陣です。 

「世界史1200人」56 アルキメデス(前287〜前212)

数学者、物理学者。シチリア島で生まれ、エジプトのアレクサンドリアで学んだ。投石機、螺旋式水揚げ機などを発明し、梃子の重心や浮力の研究でも知られる。王冠の金の純度を求める方法を問われ、入浴中に「アルキメデスの原理」(流体中で静止している物体は、それが押しのけた流体の重さだけ浮力を受ける)を発見した逸話が有名である。科学的兵器も作成しており、「アルキメデスの鉤爪」とは、クレーンの先に鉤爪を吊るし、これを近づいた敵船に引っ掛けて持ち上げて船を転覆させるものである。2005年、ドキュメント番組でこれが製作され検証したところ、クレーンは見事に機能した。また、「アルキメデスの熱光線」とは、太陽光線をレンズで集め、焦点を敵艦に合わせて火災を起こすものであり、これにより撃退したという説話が残っている。ローマ軍の侵入の際に、地面の図形を熟考中、兵に殺された。アルキメデス最期の言葉は「図をこわすな!」だったともいう。

「流星や数多(アマタ)の原理胸に秘め アルキメデス に 端遊」

流星が8月の季語です。アルキメデスは、一瞬・夜空を発光しながら飛ぶ流れ星のようです。もし、殺されなければ・・・と思いました。著書「砂の計算」では宇宙空間を埋め尽くすのに、何個の砂粒が必要かという計算に挑んでいます。当時は宇宙は地球を中心にした有限の球(天球)であると考えていました。ギリシャ数字では万より大きい数字表記がなく、アルキメデスは大きな数を表記する方法を考案し、必要な砂粒の個数は10^51を超えないと計算しました。

習字は、「流星や」はスッキリと、「数多の原理」は柔と剛で、「胸に秘め」はたっぷりと、というつもりで書きました。


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