朝、一人で海沿いをロングランして来ました。シャワーを浴びて体重を測ったら52.3kgと先週より0.2kg減っていました。島は過ごしやすい日が続いています。
「世界史1200人」77 レピドゥス(？〜前13)
古代ローマの武将・政治家、カエサルの副官として活躍した。カエサルが暗殺されると、執政官らは政治の継続を認めるよう暗殺者たちと交渉を行った。軍隊を率いていたレピドゥスは共和派への大きな圧力となり最高神祇官に就任した。その後、レピドゥス、アントニウス、オクタウィアヌスの三者による第2回三頭政治が成立した。3人は国家再建三人委員会を組織し、共和派の粛清を開始した。この粛清により、キケロが殺害されるなどイタリア国内の共和派は一掃された。さらに紀元前36年、レピドゥスはオクタウィアヌスの打倒を図ったが失敗し、汚職と反乱の疑いをかけられ、終身職である最高神祇官を除く役職を全て剥奪され、ローマから離れた田舎で死ぬまで隠棲、紀元前13年に亡くなった。
葉鶏頭(ﾊｹﾞｲﾄｳ)が9月の季語です。花は小さく葉の根本に咲きますが、葉は紅・黄・橙・紫と色鮮やかです。生き方に花はないのですが、粛清を派手にしたりして、何となく葉鶏頭が似合います。レピドゥスは、共和政末期の動乱の主要人物の中で、自然死を迎えた数少ない人物です。また、その血筋は少なくとも西暦8世紀までの地中海世界の国々で大いに繁栄しています。
習字は、「神祇官」は直線的に、「花はなくとも」は一纏まりに、「葉鶏頭」は曲線的に、というつもりで書きました。
