川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

爽気 81 オクタウィアヌス

昨日は、僕の誕生日だったので12時頃まで、嫁さんと思い出やこれからを話しました。 で、海沿いのランは自信がなかったので、バイクを漕ぎました。島は今日も穏やかです。

「世界史1200人」81 オクタウィアヌス(前63〜後14)

古代ローマの皇帝。カエサルが後継者として指名した。カエサルの暗殺後は、アントニウスレピドゥスとで第2回三頭政治を始めた。間もなくレピドゥスが失脚し、次はオクタウィアヌスアントニウスとの対立が始まった。カエサルの愛妾・クレオパトラカエサルとの子・カエサリオンが後継者となることを期待していたが、それがかなわなかったので、アントニウスと手を結ぼうと考え、彼を籠絡した。アントニウスオクタウィアヌスの姉オクタウィアと結婚していたにも関わらず、強引に離婚したため、オクタウィアヌスとの関係は最悪となった。オクタウィアヌスアントニウスクレオパトラが率いるエジプト連合軍を、アクティウムの海戦で撃破し、エジプトを併合した。そしてローマに凱旋すると、権力を元老院に戻し「アウグストゥス・尊厳者」の称号が贈られた。オクタウィアヌスカエサルの失敗に鑑み、自らを「第一の市民」と称した。しかし権力一切を手中にしたので、実質上の帝政開始であった。財政と社会秩序が再建され、水道の整備や神殿の建設が進み「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」が始まった。

「爽気だぜ美女がどうした!尊厳者 オクタウィアヌス に 端遊」

爽気が9月の季語です。さわやかな空気・気分です。絶世の美女を敵に回し、尊厳者になったことを句にしたいと思いました。オクタウィアヌスは臨終の床で友人に向かい、「私がこの人生の喜劇で、自分の役を最期までうまく演じたとは思わないか。この芝居がいくらかでもお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」と述べたといわれます。

習字は、「爽気だぜ」はスッキリと、「美女がどうした!」は強弱を付けて、「尊厳者」は力強く、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20210909100658j:image