川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

添水(ソウズ) 101 アウレリアヌス

 昨夜、何を寝惚けたのか、夜中に英語の勉強をしました。眠い〜と思いながらも30分勉強し、ふと時計を見ると真夜中でした。そんなこんなで、朝のランはバテバテの感じでした。

「世界史1200人」101アウレリアヌス(214〜275)

一介の軍団兵から昇進を重ね、ゴート族の騎馬隊を撃退する活躍を見せ、騎兵の総司令官を務め、270年、蛮族の侵入・ローマ帝国の分裂という危機的な状況の下、危機に強い優秀な軍人という理由で、軍によって推挙されローマ皇帝となった。再三にわたってイタリア本土へ侵攻する北方異民族に対して、ローマを守る必要に迫られたアウレリアヌスは、王政ローマ期以来となるローマを囲む城壁「アウレリアヌス城壁」を構築し始めた。また、東方属州を支配していたパルミラ王国、西方属州に割拠していたガリア帝国を破り、三分されていた帝国を再統一した。274年、ローマに於いて凱旋式を挙行し、これら一連の功績により元老院から「世界の修復者」の称号を得た。

「修復者粋なお庭に添水(ソウズ)かな アウレリアヌス に 端遊」

添水(ソウズ)が10月の季語です。竹を用い水の力で音を立てて、鳥獣から田畑を守る威し道具です。今は庭園に設えて情緒を楽しみます。攻守巧みなアウレリアヌスの庭にお似合いと思いました。275年、シャープール1世が没した直後のサーサーン朝へ遠征に向かう途中、アウレリアヌスは秘書官の一人を叱責しました。身の危険を感じた秘書官は謀略を仕組み、アウレリアヌスは自軍の将軍に暗殺されました。その突然の死は帝国に大きな衝撃を与え、数ヶ月にわたって皇帝不在の時期が生じたとされます。

習字は、「修復者」はスッキリと、「粋なお庭に」はオシャレに、「添水かな」は流れのように、というつもりで書きました。


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