川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

古酒 115 プルタルコス

 昨夜は、友が石垣から買ってきてくれた寿司を本当に美味しく頂きました。久しく寿司を食べていなかったせいか、出来合いの寿司でもこんなに旨いのかとビックリしました。朝は隣町に行き、その友と久しぶりに二人で楽しくいつものコースを走り、おしゃべりして来ました。友の孫はゲームに夢中のようです。

「世界史1200人」115 プルタルコス(46〜120)

ギリシア人の文筆家・哲学者。「対比列伝(英雄伝)」が有名でシェークスピアにも影響する。他に「倫理論集(モラリア)」など多数の著作がある。「対比列伝」は1人の人物を記述した単独伝記4編と、古代ギリシアの人物と古代ローマの人物を対比した対比列伝22編からなる。16世紀に仏訳がなされ、さらに17世紀に訳された英語版を参考にシェイクスピアは「ジュリアス・シーザー」、「アントニークレオパトラ」、「コリオレイナス」などのローマ史劇を執筆したとされる。「倫理論集(モラリア)」は政治・宗教・哲学などについて論じた随想集であり、エッセーの起源であるとされる。後にモンテーニュラブレーなどのフランス文学、そしてラ・ロシュフーコーなどのフランスモラリストに大きい影響があった。

「英雄の栄枯を訪ね古酒に酔い プルタルコス に 端遊」

古酒が10月の季語です。本来は新酒に対する去年の酒ですが、句では18年以上のウィスキーをストレートで、とイメージしました。プルタルコスは生涯を故郷で過ごし、市民と親しく付き合い、ローマからの客をもてなしたので、家は大いに賑わったとされます。一方では、デルフォイ神殿の神官と交流を持ち、神託を推奨したそうです。

習字は、「英雄の」はスッキリと、「栄枯を訪ね」は枯れたように、「古酒に酔い」はゆったりと、というつもりで書きました。


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