川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

玉子酒 141 シモン

昨夜は、もしカラオケをするとしたら・・・とイッパイ曲を登録しました。なんだか楽しみです。今日の 朝は、いつものように一人で海沿いをロングランして来ました。気持ちよく走れました。

「世界史1200人」141 シモン(30頃)

十二使徒の一人。過激な反ローマグループ・熱心党に属していた。当時、熱心党はローマを屈服する力のある指導者を探しており、シモンは当初イエスをその指導者として立て、政治的に利用しようとしていた。しかし、イエスの復活後に、シモンはイエスの教えを真剣に考え、「軍隊を率いて迫害者に立ち向かうのではなく、イエスは人々を罪から救うためにメシアとして来られた」ことを信じて、福音伝道者に転身した。シモンはエジプトに伝道した後、タダイと共にペルシアとアルメニアで布教活動をし、その後、ペルシアで鋸で挽かれて殉教したとされている。

「武力捨て信心を説き玉子酒 シモン に 端遊」

玉子酒が12月の季語です。玉子酒はアルコール分が蒸発してしまうので、聖人の疲れ直しにはピッタリかな・・・熱心党は、ローマ帝国の支配から武力で立ち上がろうという過激なユダヤ民族主義のグループで、ガリラヤのユダとファリサイ派のサドクにより紀元6年頃に組織されました。ユダヤ人の祖国はイスラエルであり、ダビデの家系のユダヤ人の王によって納められるべきと信じていました。66年に反乱を起こしましたが、逆にローマによって鎮圧されました。70年にはエルサレムが焼かれ、73年に生き残っていた熱心党のメンバーは自殺しました。

習字は、「武力捨て」は角と丸で、「信心を説き」は大と小で、「玉子酒」はサラリと、というつもりで書きました。


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