川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

マスク 146 アリウス

 朝、一人で海沿いをロングランして来ました。そろそろ年賀状の季節ですが、不思議とその気分になれません。

「世界史1200人」146 アリウス(250〜336)

アリウスはリビアの出身であるが、後に殉教者となった神学者ルキアノスに学び、後にアレクサンドリアへ渡り、聖職についた。巧みな話術と献身的、禁欲的な態度で人気となり、エジプトからオリエント地方全域に教えを広めた。アリウス論争は318-9年頃起こった。アリウスは、子なるイエス・キリストが生まれた者であれば、父なる神と同質ではありえないとするユダヤ教同様の厳格な唯一神教を説いた。それに対し、アタナシウスらニカイア派はキリストの誕生を人間のそれと同一に考えるべきではないとし、父と子は同質とする三位一体論を説いた。325年のニカイア公会議でアリウスの教えは異端とされた。

「子は人と説けば異端かマスクする アリウス に 端遊」

マスクが12月の季語です。マスクをする以外になかったアリウスです。当時はアリウスの教えを信奉するアリウス派は多く、彼の死後も三派に分裂しつつも勢力を保ちました。しかしニカイア派皇帝テオドシウス1世(在位379-395)が帝位につくと、全ての異説派を禁止することになりました。

習字は、それぞれの文字に意味が表れるように、特に「異」を試行錯誤しました。結果、疲れました・・・


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