川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

虎落笛(モガリブエ) 174 平徳子

 朝、一人で海沿いをロングランして来ました。タイムが良すぎるので、スタート時間を勘違いかな・・・シャワーから上がると、宮城の隣町の出身で、今は石垣に住んでいる友が、子供たちを連れて顔を出してくれました。元気そうで嬉しくなりました。ガス台のカバーを取替えたら、すっかりきれいになり、お正月気分になりました。

「日本史1200人」174 平徳子(1155〜1213)

清盛・時子の娘、高倉天皇中宮安徳天皇の生母。異母兄に重盛、基盛。同母兄弟に宗盛、知盛、重衡がいる。高倉天皇元服すると徳子入内の話が持ち上がる。「愚管抄」によると清盛が「帝ノ外祖ニテ世ヲ皆思フサマニトリテント」という望みを抱いたとする。後白河院も政治基盤の強化のためには、清盛の協力が不可欠であり、入内を認めた。後の安徳天皇を産むが、高倉上皇と清盛は相次いで没した。高倉上皇没後は建礼門院と称した。壇ノ浦で入水したが救助され、大原寂光院安徳天皇と一門の菩提を弔った。

「親も子も夫もお先虎落笛(モガリブエ) 平徳子 に 端遊」

虎落笛(モガリブエ)が12月の季語です。竹垣や柵に寒風が吹いて、笛のような寂しい音を出します。壇ノ浦については、徳子は安徳天皇・時子の入水の後に自らも飛び込むが、渡辺昵に救助されたという説と、時子が「一門の菩提を弔うために生き延びよ」と徳子に命じたという説があります。

習字は、「親も子も夫もお先」は弱々しく、「虎落笛」は寒そうに、というつもりで書きました。


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