川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

伊達巻(ダテマキ) 178 静御前

 昨日は、元同じアパートの子の成人お祝いで、楽しくお喋りして美味しく頂いて来ました。で、今日の朝はいつものように一人で海沿いを走って来ました。今はもう雨です。

「日本史1200人」178 静御前

白拍子源義経の愛妾。頼朝と対立後の義経と、吉野で別れ京へ帰る途中に捕まえられ、鎌倉に送られた。静は頼朝に鶴岡八幡宮社前で白拍子の舞を命じられた。静は、「しづやしづ しづのをだまき (倭文(シズ)の布を織る麻糸をまるく巻いた苧(オ)だまき)くり返し 昔を今に なすよしもがな」「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」と義経を慕う歌を唄い、頼朝を激怒させるが、妻の北条政子が取り成して命を助けた。「吾妻鏡」では、静の舞の場面を「誠にこれ社壇の壮観、梁塵ほとんど動くべし、上下みな興感を催す」と絶賛している。

「静や静静の伊達巻(ダテマキ)恋しいぞ 静御前 に 端遊」

伊達巻(ダテマキ)が新年の季語です。少し甘い卵巻きです。正にダジャレの句ですが、初めに「しづやしづしづのをだまき・・・」を見た時は、「静や静・・・」と思いました。舞を命じられた時、静は義経の子を妊娠していて、頼朝は女子なら助けるが、男子なら殺すと命じます。静は男子を産み、赤子は由比ヶ浜に沈められました。憐れんだ政子と大姫が多くの宝を持たせましたが、その後の消息は不明です。

習字は、「静や静」は細くスッキリと、「静の伊達巻」はふっくらと、「恋しいぞ」は柔らかく、というつもりで書きました。


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