川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寒の空 190 源義朝

朝、歯が痛いせいか早く起きられず、雨も降っていたのでバイクを漕ぎました。シャワーを浴びて体重を測ったら54.2kgと先週より0.5kg増えていました。甘いものを少し抑えようと思います。歯が痛いので今日は最低限のことをして、後はゆっくりです。 

「日本史1200人」190 源義朝(1123〜1160)

源為義の嫡男、源頼朝義経の父。源義家の死後、河内源氏は内紛などにより都での地位を凋落させていた。東国へ下向していた義朝は在地豪族を組織して勢力を伸ばして再び都へ戻った。さらに、東国武士団を率いて保元の乱で戦功を挙げるが、父や弟たちを自らの手で斬首することになる。3年後の平治の乱平清盛らと争い敗れ、東国へ逃れる途中、家臣に裏切られて殺された。義朝は入浴中に襲撃を受けた際、最期に「我れに木太刀の一本なりともあれば」と無念を叫んだとされる。父や弟たちを滅ぼしてからわずか3年で死を迎えるが、義朝が東国に築いた地盤と嫡子・頼朝に与えた高い身分は、後の頼朝による挙兵の成功、ひいては鎌倉幕府成立への礎となった。

「子に名誉その他不名誉寒の空 源義朝 に 端遊」

寒の空が1月の季語です。北風の気まぐれで、晴れたり曇ったりの寒い空です。義朝の幸不幸に掛けました。「その他」は斬首された父や弟たち、裏切られた自身で、句を軽くするために使いました。義朝の墓はその終焉の地である野間大坊の境内に存在し、故事にちなんで多数の木刀が供えられています。また、境内には義朝の首を洗ったとされる池があります。

習字は、「子に名誉」は強く、「その他不名誉」は弱く、「寒の空」は不安定な、というつもりで書きました。周りの曲線は、気まぐれな北風です。嫁さんからのアドバイスで、回りに新聞紙を敷いて、大きく連続した線の一部となるようにしました。


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